俄歩
「山に登ること」 は、与えられた条件の中で新しい経験を積むことに 他ならない。 だから、  自然と向き合える体力  自然を味わえる感性  自然に応えられる知力 を大切にしたい。
プロフィール

俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
 学生時代に歩いた山、
歩きそびれた山々、
かって妻と歩いた山をひとり
静かにたのしんでいます。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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城山かたくりの里
 二日続きの冷たい雨があがったので、孫娘を連れて
春の妖精を観に 東京・八王子市と神奈川・相模原市の境界、
城山と津久井湖畔の雑木林を散策した。
 
 花好きの孫娘:Mei は朝からハイテンション、
妻との会話が車内に響く。

P1000726.jpg                 (写真はクリックして拡大してください)


 雨は上がっても陽射しの薄い午前中は、なかなかバレリーナの姿を
見せてくれない。

P1000721.jpg P1000715.jpg P1000719.jpg P1000720.jpg

 明るい雑木林の散歩道の足元には 山野草が Meiの瞳を輝かせる。

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イワウチワ                         ユキワリソウ        ショウジョウバカマ


 ボケやサクラに混じってミツマタ、キブシ、ダンコウバイ、ヒカゲツツジ、ヤシオツツジなどが
春の彩りを鏤めている。

P1000696.jpg P1000692.jpg P1000689.jpg
ミツマタ

                P1000741.jpg P1000707.jpg P1000691.jpg
                ボタンザクラ        キブシ            ヤシオツツジ  


 近くの津久井湖畔まで移動、津久井城跡 根小屋地区の冒険の森を歩く。
茶屋で昼食。
アセビやテンナンショウ、ハナニラ、ユキヤナギなどを楽しみ、
フィールドアスレチックの遊具で一日遊んだ。

P1000709.jpg P1000736.jpg
スノードロップ       テンナンショウ

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ハナニラ                          ユキヤナギ

P1000732.jpg P1000742.jpg P1000727.jpg
                                 アセビ

 はる
    はなをこえて しろいくもが
      くもをこえて ふかいそらが

    はなをこえ くもをこえ そらをこえ
      わたしはいつまでものぼってゆける
                           谷川俊太郎

P1000740.jpg                (写真はクリックして拡大してください)

棒ノ嶺
 東京の武蔵野が西北西につきるところに小山塊がある。
武甲山を盟主とする連なり・・・、その北はもう秩父盆地。

 所沢市 狭山市 飯能市と入間川を遡り、有間ダム(名栗湖)畔の棒ノ嶺を
歩いた。
渓流釣解禁直前の名栗川は 土手の若草の芽吹きのなかにスイセンが咲き乱れ
集落は白梅や紅梅に混じってサンシュやミツマタの黄色が新鮮であった。
                                (写真はクリックして拡大してください)
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「山行クロニクル No.51」 棒ノ嶺 (棒ノ折山)    単独
’10.3.14(日) 浦和=飯能=名栗湖・白谷沢登山口~白谷沢~権次入峠~棒ノ嶺
            ~岩茸石~滝ノ平尾根~河叉登山口~名栗湖=浦和

 大昔 この嶺は奥多摩(八桑)側から登ったことがあったが、今回は 名栗湖から白谷沢を
遡り、滝ノ平尾根を降るルートを選んだ。

 10時 名栗湖畔 白谷橋。白谷沢登山口からスギの植林帯へ分け入る。
青空 微風 木漏れ日を浴びながら 沢沿いの静かな登山道を歩く。
花粉症の私には結構堪える。

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登山道            藤懸ノ滝

 幾筋もの細い流れを見せる藤懸ノ滝を過ぎると 沢の斜度が急になり、牢門と呼ばれる
核心部の岩場はミニゴルジュの雰囲気を醸し出す。
天狗ノ滝 白孔雀ノ滝、クサリ場を越えると 先週の大雪に埋もれた道となった。

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ミニゴルジュ                 天狗ノ滝

P1000668.jpg 核心部

P1000670.jpg 残雪の登山道

 棒ノ嶺直下の権次入(ゴンジリ)峠で一服、名栗湖を覗く。
日曜日とて結構な数の登山者と往き交う、家族連れも多い。

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権次入峠                          雪の尾根

 雪に埋もれた尾根を渡り 急な木組みの階段を登りきると山頂広場。
10~20cmの残雪だが 微風の中 陽春の陽射しが暖かい。

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棒ノ峰 山頂                       大持山(左)と武甲山(右) 手前は 蕨山

 カヤトに囲まれ ヤマザクラの老木が散在する山頂からは、大持山や武甲山が
間近に望まれた。
遠く、榛名山や赤城山、日光の連山は春霞で見えず。

 昼食後、権次入峠下の岩茸石から 滝ノ平尾根への道をとる。
林道と2~3回交差するこの北面の尾根は アセビの若木が多かったが、
木の根と泥濘の悪路、登路の気持ちの良い白谷沢とは雲泥の差であった。

P1000682.jpg
尾根からの展望

 日帰り温泉「さわらびの湯」のある河叉登山口に降り、名栗湖までバス通りを歩き
15時過ぎ 車を回収した。

 白谷沢はこれからの新緑の季節はとりわけ素晴らしいことだろう。
棒ノ嶺は この白谷沢を抜きにしては語れない山と思う。

P1000668.jpg 白谷沢                   (写真はクリックして拡大してください)



テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ