俄歩
「山に登ること」 は、与えられた条件の中で新しい経験を積むことに 他ならない。 だから、  自然と向き合える体力  自然を味わえる感性  自然に応えられる知力 を大切にしたい。
プロフィール

俄歩人 (がふと)

Author:俄歩人 (がふと)
 学生時代に歩いた山、
歩きそびれた山々、
かって妻と歩いた山をひとり
静かにたのしんでいます。
年に一度、写真集「岳と花」を
記載。
(さいたま市 浦和 在住)



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房総の水仙の里
P1050297.jpg           (写真はクリックして拡大して下さい)

 我が家の正月の花:日本水仙を求めて、毎年末恒例の房州へ。
今年は妻と二人だけと思っていたら 香港から孫娘が帰省、例年と変わらぬ一行となった。

何処がいい?と、聞くと 昨年カモの軍団に追いまくられたところ・・・と言う。
嵯峨山周辺のダム湖畔、をくずれ水仙郷へ。

P1050279.jpg P1050284.jpg P1050283.jpg P1050287.jpg

P1050290.jpg P1050295.jpg

 近場の房州とはいえ、片道160キロ
久方ぶりの賑やかな車中を味わい、また、来る年にあれこれ想いを馳せる一日だった。
(’13.12.29)






大霧山
P1050253.jpg 大霧山           (写真はクリックして拡大して下さい)

 もうすぐ冬至。
日照の長短より 柚子湯に入るという習俗の方が身近に感じる日である。
先週の日曜日、近郊の低山の陽だまりハイキングと その山里に柚子を求めて
埼玉県内の武蔵丘陵へ・・・。
いまは埼玉県にあるただ一つの村となってしまった東秩父村の粥仁田峠へ向かった。

P1050251.jpg 東秩父村「栗和田」集落

 その南面の傾斜地にみかんや柚子を栽培している栗和田の小さな集落に
車を止め、大霧山の登山道へ分け入った。
峠に至る山道では 小さな子供の手をひく地元の若いお父さんやお爺さんの
幾組かとすれ違った。冬枯れの峠道を会話しながら散策する姿は好もしく
いずれもその後ろ姿は暖かかった。

P1050256.jpg P1050257.jpg 粥仁田峠への山道

 この辺りは外秩父七峰ハイキングトレイルが縦横に踏まれている中核で、
笠山(837m)、堂平山(875m)、大霧山(766m)の比企三山が
人気を集めている。
晴天微風の日曜日とあって 老若男女大勢のハイカーが楽しんでいた。

P1050259.jpg P1050260.jpg 粥仁田峠

 峠からは細くちょっとした急登が続き、標高766mの山頂へ。

P1050261.jpg P1050263.jpg P1050276.jpg 登山道

 低山ながら西と北に展望が拓け、甲武信岳などの奥秩父や八丁尾根が際立つ両神山、
そして榛名、谷川、赤城などの群馬の峰々、さらには日光白根山や男体山など
栃木の峰も望むことができた。
近くでは 高原牧場や堂平山の天文台が光っている。

P1050264.jpg P1050271.jpg 山頂にあったマユミの木

P1050266.jpg P1050267.jpg P1050268.jpg P1050272.jpg
山頂からの眺望

 下山後の栗和田集落で 木になっている小粒の真っ黄色の柚子を20個ほど
切り取って分けていただき、帰途についた。
近郊とはいえ 山道を歩くより往復の道中のほうが長い一日だった。('13.12.8歩く)

P1050277.jpg 近くの笠山  (山行クロニクル No.92  写真はクリックして拡大して下さい)


PS.
 大霧山:武蔵野通志に「山頂雲霧つねに絶えず 故に大霧の名あり・・・」
と記されていることが この山名の由来とされているが定かではないようだ。
 
 この比企三山を含む外秩父七峰42.195キロのトレイルを歩き通した
ブログ友人のdevilman氏(憧れは五ヶ国語ぺらぺらだったはずなのに)や
ブル氏(ぶるっちの山ある記)のレポに詳しい「大霧山」。
かって私も孫娘を連れて歩くための下見に この界隈を訪れたことがあったが、
頂に立ったのは初めて。
 
 この辺りの低山を結ぶトレイルは 冬枯れの陽だまりこそが相応しい。
裸木の樹間から覗く眼下の枯芝色の緩斜面、思わず寝そべって透き通った青空を
見上げてみたくなる。
遥かに過ぎ去った小学生の頃の正丸峠・伊豆ヶ岳や御岳山・日の出山などの
ハイキングを想い出した日でもあった。



















岳 と 花 Ⅶ
2006_101606奥穂高・涸沢岳0025 2006_101606奥穂高・涸沢岳0030 2006_101606奥穂高・涸沢岳0069 (写真はクリックして拡大して下さい)

 登山というより山旅という言葉が合うような山歩きが いまの私の基本。
急峻な懸崖を攀じる熱情の登攀者ではなく 谷や峠をめぐり稜線をたんたんと辿り、
そのときどきの風を楽しむ漂泊者に近くなった。

 それ故か単独行が多い。
齢ゆえの担荷力の衰えから、麓の宿や稜線の営業小屋のお世話になって久しい。
もはや旅人である。

 それでも旅人には それぞれ固有の目線があり、視野にはそれぞれの道程が宿っている。
たまさか山小屋での同好の士との出逢いは また格別な一夜を与えてくれる。
だからもっともっと山を歩きたい・・・。

                                2007_0721薬師岳縦走0015 2007_0721薬師岳縦走0032


 2013年も はや過ぎようとしている。
私も妻も 要介護であった高齢のそれぞれの母を彼岸へ送った年となった。
結果として、向かった峰は少なく 年のまとめの「岳と花」も淋しい限り。


鳥ノ胸山('13.1.29)
P1040346_20131204101609bcf.jpg P1040350_20131204101657866.jpg P1040365_2013120410174866e.jpg P1040370_20131204101831700.jpg

セツブンソウ('13.3.15)
P1040432_20131204102050e92.jpg P1040452_201312041021475b2.jpg P1040456_20131204102413e9e.jpg P1040463_20131204102513ca1.jpg

神津島天上山('13.4.25~4.27)
P1040499_201312041027513d2.jpg P1040589_20131204102836f76.jpg P1040541_20131204102952152.jpg P1040559_20131204103046ab3.jpg
P1040522_20131204103157832.jpg P1040552_20131204103315753.jpg P1040553_201312041034022b5.jpg P1040556_20131204103502b4c.jpg



安達太良山('13.6.3)
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P1040675_201312041042555a5.jpg P1040711_20131204104333f10.jpg     P1040715_2013120410443252c.jpg P1040727_20131204104534369.jpg

奥鬼怒湿原('13.6.16~6.17)
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栂池・天狗原('13.7.7~7.8)
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槍ヶ岳('13.9.9~9.12)
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                                       (写真はクリックして拡大して下さい)